2017年8月11日金曜日

自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー・インスティチュート その2

前回
その1

◆他の人に対してどうあるべきかという、自分自身の感情を裏切ったんだ。そこで、このような行動を、自分への裏切りと呼ぶ
◆わたしが自分の感情に背くまで、妻の欠点はわたしが手を貸さない理由になっていなかった。自分の感情に背いたときにはじめて、手を貸さない理由になったんだ
◆実はわたしは、自分への裏切りのせいで、妻を実際以上にひどい人間に仕立てているわけだ。しかもそれはわたしがしていることであって、妻のしていることとは関係ない
◆自己欺瞞を正当化するものの価値を、過大に評価する
◆ご自身がすべきだと思ったことを、しないことにした。つまり、ご自身を裏切ったわけですね。
◆今話したように、自分を正当化するような見方をしてきた。するとやがて、こういう自己正当化のイメージのいくつかが、わたしの性格になってしまうんだ。

◆他の人たちのことを思いやるのはよいことだ。しかし、わたしが、自分は他の人のことを思いやれる人間だと思っているとき、実際には誰のことを考えているんだろう?
◆ときには、子どもを厳しく躾けることも必要よ。でも、わたしが息子を躾けようとしたのは、息子にしつけが必要だったからじゃない。息子に生活をめちゃくちゃにされたと思って、頭にきて、躾けていた。
◆箱の外にいると、自分がひどい目にあってもまるで得にならない。そんな必要はないんだ。ところが箱の中にいると、自分がひどい目にあったときにこそ、もっとも必要としていたもの、つまり自己正当化の材料を手に入れることができる。
◆息子とわたしの正当化ときたら、まあ見事なもので、ほとんど共謀しているといってもいいくらい。お互いに、「ほら、あんたにひどいことをしてやるよ、そうすりゃあんたは俺を責められるだろ。そしてあんたが俺にひどいことをすれば、俺はあんたを責められるってわけだ」って、いいあっているようなものなの

◆箱の中に入っていると、どうしても自分に気持ちが向いてしまって、結果に集中しきれなくなるんです
◆つまり、組織の中では、一人の人間が箱の中に入ってしまって、成果をあげることに気持ちを集中できなくなると、その同僚たちも、成果を上げることに集中できなくなっていく。
◆自分の感情に背いたからこそ、こういう問題が起きた。ということは、この問題さえ解決できれば、人間関係のさまざまな問題は、すべて解決できるということだ
◆およそ給料をもらって働いている人間は、給料をもらっている以上、会社に協力し、一丸となって成果をあげるよう努力すべきだ。しかし、ほとんどの人はそうできていない。本来の目標に、集中しきれずにいるんだ

つづく
その3





もうちょっと深堀すると、
ワツラウィックの「変化の原理」も合わせて読みたい。



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