2018年3月30日金曜日

ビール職人、美味いビールを語る  山田 一巳 古瀬 和谷

kindle unlimitedで聴了。

ハートランドというビールを知ってる方は多いと思う。
緑色の瓶で、おしゃれなカフェバーみたいなところに置いてあることが多いような気がするが、あれがキリンのビールだと知っている人がどれだけいるか?


この本は、キリンビールで醸造、仕込み、発酵部門を務めた後、パイロットプラントという新商品を開発する部門の責任者として、一番絞りやハートランドなどを開発したビール職人である山田さんについて書かれた本。
半世紀以上ビール作りに携わった、まさしく生きる伝説のような方である。

ちなみに山田さんはキリンを退職した後清里の八ヶ岳ブルワリーの初代醸造長となった。
最近火事になったらしいが、再建されたようだ。

山田さんのキャリアの話はもちろん面白く、いわゆるキリンの現場から見た戦後ビール史のような感じである。
「キリンラガーの独占」「ドライ戦争」「起死回生の一番搾り」、池井戸潤あたりに小説にしてほしい限りだ。

また山田さんの格言、「ビールは生き物である」というのは、自分でビールキットで作ってみるととてもよく分かる。コポコポと発酵するビールを眺めていると、とても可愛らしく感じてくる。

また、この本の良いところは、ビールの作り方、ビール作りの専門用語、ビールの種類について非常に詳しく書かれていることである。
この1冊をよく読めば、何も知らない方に対してはかなりのビール通のフリができること間違いなしである。

総じて、超お勧めの一冊。
あと、改めてハートランドを買って、面と向かって飲んでみたけど、メチャクチャ美味い。
カフェバー的な雰囲気に飲まれて、適当に飲んでいたから、その良さに気付いていなかったです。反省。

手元に置いておきたくて結局本も購入した。


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