2016年12月30日金曜日

チェーンストア経営の目的と現状 渥美俊一 6 ラスト

ラストです!

前回
その5

≪第2章3≫

◆革新官僚の代表通算当局は、このときすでにチェーンストア志向企業群を中小商業としてではなくて基幹産業の一つとして予見し、対応していた。43年通産省は「流通産業の展望」を発表し、チェーンストア産業への期待をいち早く宣言した
◆四S主義
(1)スぺシャリゼーション:あるべき形の徹底による差別化、特殊化
(2)シンプリフィケーション:未熟者でも確実にできる仕組み
(3)スタンダーディゼーション:仕組みのより的確な実行と改善のための工夫
(4)セグメンテーション:いろいろ手を広げない、その代わりに完全に実現する

◆終身雇用制が日本企業の常識といわれるが、勤務先の流動性のトレンドは、この業界(小売・フードチェーン)が昭和40年代前半からすでに実行中で、終身雇用年功序列制を破壊した最初の業界なのである
◆変革とは別名、経営体質手術の連続を意味している。彼らは現実に経営手術を繰り返して、脱皮と転換を繰り返してきているのだ
◆国民性や常識や慣習、風俗の違いが日本ではしばしば強調され続けているが、私たちはそれを割り切って違いの方を見直そうとした

◆チェーン志向企業に従事する人々は、日本国民の暮らしの実体と水準とを左右する立場になりつつあることを、この上泣く深刻に自覚しなけらばならない

◆昭和53年からお目見えしたぜネリック(商品本来の一つの機能だけを実現する特別廉価品)はたちまち他のチェーン化勢力も追いかけた
◆トレード・オフとは、これまで業界常識から必要としてきた商品の性質を、「買う」立場ではなくて「使う」立場で再検討し、無駄な性質をすべて捨てて必要な性質だけを与えた機能主義の廉価"暮らし"用品だ。食品から始まって日用雑貨、服飾、住居用品へと拡大中である。





この本の下巻的な本。
チェーンストア経営の原則と展望

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