2015年12月29日火曜日

波の音が消えるまで上下

仕事納めたので、読書メモをちょこちょこ更新。

「波の音が消えるまで」上下
沢木耕太郎

秋口に読んだ小説。勉強ではないんですが、人生勉強ということで。

あらすじはアマゾンかなんかで見てください。

気になったところ、一文をまとめます。


○バカラというのはイタリア語でゼロを意味する言葉
○マカオから日本に帰ってからの日々は、一日の時間が草書のように区切りなく流れていく。ただ金を貯めるために仕事をするという意識が、一日をのっぺらぼうにさせてしまい、日々を長い一日のようにつなげてしまっていたらしい。


○人は変化を当てることはできない。だが、変化しないことを当てることはできる。いや、変化しないということしか当てられないと言ってもいい
○ワン・ショット、一発勝負、一か八かの怖さは、それに中毒するということだ。こつこつと時を刻むような人生を送っていても、それは一発勝負をするためのプロセスにすぎなくなる。
○ひどいことをするのはみんなやさしい男
○「今度とお化け」
 「そんなもの出たためしがない」
○アメリカ人はシンデレラをシンダレラというように発音していた記憶がある。シンダーは消し炭。だからシンダレラとは消し炭のように煤けた女の子という意味なのだと教えてもらったことがあった。

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